葉桜

ファーマータナカの無料本棚。

人間なんて冷たいものだ。
あの宴の狂乱は何処へ行ったのか。
決して似つかわしくないあのブルーシートの青も、跡形もない。
閑散とした公園の片隅に吹き溜まった花びらは、幾らか赤茶けていたりして。
見上げれば葉桜、その葉桜は夏の季語、葉桜にも何分葉桜というのがあって、三分葉桜ってとこか。

その風情に遊ぶのは、蕪村か荷風か俺ぐらいだろう。

葉桜と魔笛」という、6,300字くらいの太宰治の短編小説がある。 サラッと読めるので、暇人なら青空文庫(無料)でどうぞ。
そ れにしても太宰って、一体どんな感性の持ち主なんだろう。

 

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イチリンソウ

自分に春が来たわけでもないのに、春を告げる可憐な野花の行進に、はしゃぎ過ぎの単純な親父達。

イチリンソウニリンソウは葉柄の有無で見分けられる」と、さっき本で仕入れたばかりの情報を、通りすがりの♀登山者に講釈を垂れている T 氏がいた。

 

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イチリンソウとニリンソウ

 

 

神泡

ファーマータナカの日本ビールの泡「神泡」編。

ビールなんて、グビーっと飲みさえすればよい、といったものではない。
泡の消えた生ビールも、ホントはいただけない。

サントリーの回し者ではないが、「神泡」その比は3:7、口当たりよく、味・香り・炭酸ガスを逃がさず、酸化も防いでくれるので、旨いビールが味わえる。

桜咲き、「神泡」サーバーも抜かりなく入手、あとは肝心要の花見酒の御相手さえいれば、文句は無い。

 

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庭はポカポカ

ファーマータナカの My Favorite Old Spring Songs。

春になると想い出す(以前歌詞のみアップしたことがある)「庭はポカポカ」。

小坂忠(こさかちゅう、1948年7月8日生 )は、日本のシンガーソングライター、作曲家、ゴスペルシンガー、牧師。
細野晴臣松本隆、柳田ヒロ、はっぴいえんど村井邦彦ミッキー・カーチス松任谷正隆鈴木茂等とかかわりがある、派手なブレイクはないが好きなアーティスト。

 


庭はポカポカ

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<庭はポカポカ> 小坂忠とフォージョーハーフ

窓を開ければほんのりと沈丁花の匂いが
家の中まで入り込んできて
怒った君の顔までも嬉しそう
庭はポカポカ 心ウキウキ
庭はポカポカ 心ウキウキ

窓を開ければほんのりと沈丁花の匂いが
家の中まで入り込んできて
隣のネコも伸びばかりして眠たそう
庭はポカポカ 心ウキウキ
庭はポカポカ 心ウキウキ