七木地蔵尊

久留米再発見シリーズ。
 
寒明けの雨ようようあがり、多少肌寒いが、陽光は桜の開花を催促している。
市内のメジャーな桜の名所ばかりでは能が無いので、筑後川川向うに長門石町というのがあって、そこの古川と言う川沿いに数十本の桜並木があるというので、8kmばかり歩いてみる。
 
結果的にまだ早く花は未開花だったが、その傍に「七木地蔵尊」はあった。
霊験あらたなこの地蔵尊灯台下暗しとはこのことで、遠方からも参詣に訪れる人はあとを絶たないという。
祈願成就はありとあらゆるものに渡り、所狭しと置かれた絵馬や封筒に、市井の人々の願掛けの心情が伝わってくる。
 
帰り道の人っ子一人いない閑寂な長門八幡宮、ここの桜は三分咲き。
花見酒のためだけに、桜は咲いているわけではない。