荒梅雨の水をいっぱいに含んだミントが、爽やかな香りを放っている。 よく見ると先端に花芽を付けている。 時間(とき)は確実に流れている。 一匹のクロバエのオレンジ色の複眼が、出くわした異端者を凝視している。 グロテスクなそれが、そこにいるのはふ…
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