荒梅雨

荒梅雨の水をいっぱいに含んだミントが、爽やかな香りを放っている。
よく見ると先端に花芽を付けている。
時間(とき)は確実に流れている。
一匹のクロバエのオレンジ色の複眼が、出くわした異端者を凝視している。
グロテスクなそれが、そこにいるのはふさわしくないと思うのは、人間様の勝手だ。
 
予報では、昼過ぎから又雨になる。
 

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