神無月

踏切りの側に咲く コスモスの花ゆらして
貨物列車が走り過ぎる そして夕陽に消えてゆく
筑後の流れに 小魚釣りする人の影
川面にひとつ浮かんでた 風が吹くたび揺れていた
(抜粋「思えば遠くへ来たもんだ」 歌:海援隊 作詞:武田鉄矢 作曲:山木康世

子供の頃のコスモスは何色だったろう。
ピンクとか白だったと思う。
いつの頃からかキバナコスモスとかチョコレートコスモスとか或いは八重咲とか、よく言えばバラエティ豊かになったが、群生の中にもあったあの儚なげな風情は、薄れてしまった気がする。

遠くへゆく人、帰ってきた人、そして神々は何処へ向かうのか。
今日から10月、神無月(かんなづき)だ。

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