星⭐️にも旬がある。

夜空を見上げることもめっきり少なくなった。
私に限らず大方の人は、見上げる余裕がないというか、見上げる心境にならないのではなかろうか。
物理的にも精神的にも、見上げる立ち位置にいないという言い方もできる。

海外に限らず国内ででも幾つかの旅の途中に、
農を生業としていた時代の北海道や大分での日常の中に、
満天の星は確かにあった。

西洋名プレアデス星団、和名は昴(すばる)。

それは、冬の夜空に輝くおうし座にある、数百個の星星からなる。
中でも肉眼でも見ることができる6個の明るい星は、ギリシャ神話に登場する7人姉妹にちなんだ名前が付けられているという。
(星がひとつ足りないのは流れ星になったという伝説がある)

「星は昴(すばる)彦星(ひこぼし)太白星(ゆうづつ)よばい星少しをかし 尾だになからましかば まいて…」
(星はすばる、ひこぼし、宵の明星が良い。流れ星も少し趣がある。尾を引かなければもっとよいのだけれど。)
清少納言の著した「枕草子」の一節(第236段)が有名らしいが、昔も今も不勉強でほとんど覚えがない。

とはいえ太古の昔から、
地球のどこからでも、
人類は時空を超えて空を見上げ、星を追い、物語を紡いできた。

今ひとり、マスクを外して、昴を探してみるとよい。

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