梅一輪

「梅一輪 二輪三輪 四輪五輪」(字余り)
 腐阿魔多難禍

(解釈)
梅が一輪二輪三輪と、沢山咲いている。
もう七輪もいらないくらい暖かくなったことよ。

梅には「梅一輪 一輪ほどの 暖かさ」という代表的な句がある。
芭蕉の弟子である服部嵐雪が詠んだ句である。
しかし、令和の風雅人によって新たにこの句が詠まれたからには、その地位を完璧なまでに打ち砕くことになろう。