シルバー川柳 その2

「シルバー川柳のレベルが高すぎ」というTwitterがあった。

このセンス活かせる手立てないものか。

(以下抜粋)
起きたけど寝るまでとくに用もなし
恋かなと思っていたら不整脈
手をつなぐ昔はデート今介護
誕生日ローソク吹いて立ちくらみ
これ大事あれも大事とゴミの部屋・・・

 

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シルバー川柳

ファーマータナカのどうでもよいニュース。

今年も恒例「第16回シルバー川柳」(全国有料老人ホーム協会)の入選発表があった。
冴えわたる自虐ネタをお楽しみ下さい!!
(創作能力低下につき、他人頼みになってきた)

■ポックリと逝きたいくせに医者通い
■気が付けば母のとし超え我を知る
■絵手紙でいい味出してる震える字
■「やめとくれ」ただの寝坊で脈とられ
■こんにちは思い出せずにさようなら
■希望なし目標なくて自由あり
■あれよあれそれよそれよと答え出ず
■猫までが妻の真似して俺またぐ
■クラス会それぞれ持病の専門医
■ボケもよい昨日のケンカもう忘れ
■金よりも大事なものが無い老後
■見栄と欲捨ててしまえば生き仏
■チンをして出すの忘れて冷蔵庫
■金が要る息子の声だが電話切る
■飼犬が徘徊防止に付いて来る
■この歳で止めてどうする酒たばこ
■やっと立ち受話器を取れば電話切れ
■ハグされてこわい私の骨密度
■五郎丸まねて念仏かと訊かれ
基地問題うちがもめるは墓地問題

※ 落選作
■自虐ネタ笑えるうちはまだ救い 腐阿魔多難禍

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曼珠沙華

筑後路に暫し主役か曼珠沙華」  腐阿魔多難禍

 

曼珠沙華彼岸花の別名。花名自体が彼岸という季節そのものの意もあり、又開花時は葉を付けないのでその紅が一際目立ち、仏典では天界に咲くという怪しき花彼岸花は、今では鑑賞用としてもポピュラーな存在に。

が、古来田舎では畦道に多く、その球根の毒で土竜(もぐら)や野鼠を防除すると共に、飢餓困窮時には毒を抜いて食用にする(水にさらすと抜ける)こともあったそう。
彼岸を演出したこの花も1週間程で枯れゆく運命。

いよいよ秋真っ盛りへ。(主役を張れるだけ羨ましくもある…。)
(2014/09/24記)

 

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朝顔

朝顔や青きむらさき事も無げ」  腐阿魔多難禍

 

有為転変は世の習い、そして今はもう秋? 

巷には品種改良された煌びやかな花々が溢れかえっている。

一方市井の花朝顔、その青い短命の花は、子供の頃から毎年そこかしこに、何事もなかったかのように咲き続けていた。

(2014/08/29記)

 

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遠花火

「遠花火 消えては届く 音便り」  腐阿魔多難禍

 

何度も出かけた筑後川花火大会、今年はマンション最上階に昇り、遠く眺めた。

(このシチュエーションがすでに侘しい)

 

火の花が閉じると、少しずれてボーンと音が聞こえてくる。

それは、華やかさの影で、真っ盛りの夏が過ぎゆくことを知らせる便りとも思える。

(河川敷の浴衣姿の恋人達のはしゃぎ声も、いつかは冷める定めだ←単なるやっかみ!)

 

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