2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

1本の蝋燭

ついに今年も来た、クリスマスの季節。 恋人達のクリスマスは、とっくの昔に遥か銀河の彼方に消え去ってしまった、せめて人類の幸せを祈ろう。 敢えて仏陀の言葉をここに記す。 Thousands of candles can be lighted from a single candle, and the life of …

朔風払葉

歌人達は、満天と咲くもみぢ葉より、風に払われた夥しい数のそれらが、やがて何処へとも無く、跡形も無く朽ち果て消えゆく様に、己のそして人の命を重ねた。 日本の秋の末期とは、何と美しくもの悲しき事だろう。 センチメンタル…。 #大興善寺

向日葵

ただ過ぎに過ぐるもの 帆かけたる舟。人の齢。春、夏、秋、冬。(枕草子) 季節外れの向日葵も、もうじき終わりだ。 #山田ひまわり園

山頭火 

落ち葉褪せ 踏んであゆむ 腐阿魔多難禍 落陽を背に、山頭火の悲惨に憧れて…。 無駄に無駄を重ねたやうな一生だつた、それに酒をたえず注いで、そこから句が生まれたやうな一生だつた ー 種田山頭火 #下牟田公園

ツワブキ(石蕗)

山野草ウォッチング「ツワブキ(石蕗)」。 森の中、日が当たらない処でもぽつりぽつりと、控えめの佇まいが美しく、癒される。 名前の由来は、艶のある葉で、艶葉ブキ(諸説有)。「謙遜・謙譲」という花言葉、まるで自分を見るようでうなずける。

指山

連休の久住は、秋ド真ん中。 指山は低山なれどタフで、又膝痛めた。(泣)

銀杏黄葉

銀杏黄葉(いちょうもみじ)っていう言葉の語感が好き。 人が秋を愛でている時に、イチョウもモミジも懸命に代謝している。 このひと月ほどの間に、葉っぱのひとつひとつが、緑(クロロフィル)を分解し、黄(カロテノイド)が残り、赤(アントシアニン)を…