2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

秋分

枯落葉を踏み締めて森に分け入ると、倒木に小さな茸が生じていた。やがて森を抜けて林道に出ると、傍らの彼岸花に黒揚羽が舞っていた。見上げた山のその裾野の薄の穂は、優しい風に揺れていた。 いつの間にか森は秋のど真ん中で、此岸から彼岸を想った。

ハイビスカス

よそんちの花シリーズ「ハイビスカス」。 秋湿りに見事な鉢植えの大輪、お庭持ちの我がFB友達の投稿でも時折見かけるが、俺んちには当然ない😩ので、悔し紛れに、二つほど周辺情報を。 この花の原種はハワイ諸島が有名だろうが、モーリシャス島もある。この島…

敬老の日

敬老の日が近いだからだろう、昨日一人娘がプレゼントを抱えて母(彼女から見て祖母)を訪ねてきてくれた。自分が言うのも何だが、心根の優しい娘である。育てたのは勿論私ではなくカミさんである。私はと言えば、ずっと仕事ばかりしていた。仕事は家族のた…

ひまわり

世相ウォッチング&路傍の花シリーズ(ダブル企画)「向日葵(ひまわり)」。 家の近くのガソリンスタンドK石油前の花壇。 この辺の花壇はたいていどこも笹がぼうぼう茂っていて手入れが追いついていないのだが、ビッグモーターと違ってここはたぶんスタッフ…

撫子

依然として真夏日が続いているものの、朝夕クロスバイクで颯爽と風を切って街中を飛ばしていると、明らかに季節の音色が変わっている。 「今はもう秋」なのだ。鮮やかな撫子が咲き誇っている。 「萩の花 尾花葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝顔の花」 ~ 山…

椋鳥

秋のにわか雨上がり 空はまだほの青く百千の 椋鳥(むくどり)の声高し このご時世、山里を追われたのだろう、夥しい数の椋鳥の、公害ともいえる程の鳴き声と多量の糞。 とはいえ少しずつ夜が長くなっていく夜長月の実感、もう9月「長月(ながつき)」だ。