セロシア

街角ウォッチング。

年に一度の健康診断が終わり、お土産?にもらったチキンカツサンドを持って、近くの小さな公園のベンチに座った。

何事もなかったように、セロシアが色なき風に揺れている。

折しも友人が緊急心臓手術を受けるとか、50歳代の寿司屋の大将が突然亡くなったとかの話が聞こえてきた。
これと言った大病もなく、たぶん血圧や血糖値は今年も何とかセーフだと思うが、実際は色々ガタが来ている齢だ。

咲き競う愛らしい沢山のキャンドルは、それでも冬を越えることはない。

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神無月

踏切りの側に咲く コスモスの花ゆらして
貨物列車が走り過ぎる そして夕陽に消えてゆく
筑後の流れに 小魚釣りする人の影
川面にひとつ浮かんでた 風が吹くたび揺れていた
(抜粋「思えば遠くへ来たもんだ」 歌:海援隊 作詞:武田鉄矢 作曲:山木康世

子供の頃のコスモスは何色だったろう。
ピンクとか白だったと思う。
いつの頃からかキバナコスモスとかチョコレートコスモスとか或いは八重咲とか、よく言えばバラエティ豊かになったが、群生の中にもあったあの儚なげな風情は、薄れてしまった気がする。

遠くへゆく人、帰ってきた人、そして神々は何処へ向かうのか。
今日から10月、神無月(かんなづき)だ。

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柳葉ルイラ草

ファーマータナカのよそんちの花「柳葉ルイラ草」。

メキシコ原産の1970年代に持ち込まれた帰化植物だそうで、子供の頃にはなかったことになる。
儚い一日花なのに、現代ではその繁殖力から駆除対象だそう。
花びらには細かいしわ、淡い紫の花姿が可憐。
(花名は Google Lens の判断なので私に責任は一切ありません)

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長月

花の命は短いけれど、百日草は開花期間が長いことからそう呼ばれている。
だから浦島草なんて別名もあった。
英名も youth-and-old-age だ。

一方9月の異名「長月(ながつき)」も、「ながつき九月をいふ、長月の義、夜長月ともいへり…」(古文書倭訓栞わくんのしおり)にあるように、夜がようよう長くなる月の意。

花にも月にも人にも長さがある。
人生も長いようでもう秋、うかうかしているとあっという間だ。
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トクサ

ファーマータナカのよそんちの草「トクサ」。

一見、例えばスギナを1本立てにしたような、雑草といってもいいような、タダの草やんけ、と思っていた。
反面、こういうのに目が留まって、命や美や意味が見える齢になった(錯覚かもしれない)。

トクサ(砥草木賊)は、シダ植物門トクサ科トクサ属の植物で、何と3億年前の石炭紀が起源だそうだ。
表皮の細胞壁にケイ酸が蓄積して硬化し、読んで字の如く、砥石に似て茎でものを研ぐことができることから、砥草と呼ばれると。

石炭紀の大気は酸素濃度が高くて、稲妻などによる野火のリスクから生き延びようと、トクサは耐火性のあるケイ酸を蓄積することで進化したと考えられている、おおーすごッ!
よって今でも、つげぐし・漆器・爪・木製品仕上げに使われているらしい。


木賊刈る」は秋の季語、残暑厳しいが秋はそこにいる。(wikipedia他参照)

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少年時代

ファーマータナカの歳時記的心「立秋」。

浴衣 風鈴 線香花火
洗い髪 朝顔 金魚すくい
薄化粧 夜市 風うちわ
少年時代 彼方 遠く

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本家はコチラ。

 
www.youtube.com

少年時代 詞:井上陽水 曲:井上陽水平井夏美

夏が過ぎ 風あざみ 誰のあこがれに さまよう
青空に 残された 私の心は 夏模様

夢が覚め 夜の中 永い冬が 窓を閉じて
呼びかけたままで 夢はつまり 想い出のあとさき

夏祭り 宵かがり 胸のたかなりに あわせて
八月は 夢花火 私の心は 夏模様

目が覚めて 夢のあと 長い影が 夜にのびて
星屑の空へ 夢はつまり 想い出のあとさき

夏が過ぎ 風あざみ 誰のたそがれに さまよう
八月は 夢花火 私の心は 夏模様