2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

土竜

春光に 連なれ黒き 土竜塚 腐阿魔多難禍 筑後川河川敷、柔らかな日差しの中で地中はすでに春、盛り上がった黒土の連なりに、もぐらの躍動を見た。 もぐらは、地中に棲むミミズや昆虫の幼虫を主な食物としていて、もぐらのトンネルは巣であるのと同時に狩猟用…

空が青い

街角ウォッチング。 空が青い。 あなたの心は何色?

雛と芭蕉

草の戸も住替る代ぞ雛の家(くさのとも すみかわるよぞ ひなのいえ) 春、芭蕉は、はやる旅への想いを、「男やもめで家が荒れ果てるより、雛人形を飾るような幸福な家族が住むほうが余程よい」と、この歌を詠んだ。 旅か…、そういう季節になりつつある。

冬は早朝(つとめて)

「桃尻語訳・枕草子」より。 橋本治氏によれば、清少納言はミーハーだったと、こんなんでこの寒さ少し和らがないか。 「冬は早朝よ。雪が降ったのなんか、たまんないわ!霜がすんごく白いのも。あと、そうじゃなくっても、すっごく寒いんで火なんか急いでお…

紅梅そして飛梅

春の胎動に、しばし耳を澄ます。 「紅梅」は春の季語、白梅より少し遅れて暖かさが感じられる頃に開くとされ、一方「白梅」は「梅」一般という季語に吸収され「紅梅」が独立したという。従って「白梅」という季語はないとの記述も見られるが、早春の季語とも…