街角ウォッチング。
台風一過、入居者もまばらな古い市営住宅の一角に、無造作に実る無花果は今では高級食材?
確かに大きな葉は、アダムとイブがあそこを隠すには程よい大きさ、名前とは裏腹に、花は実の中にあるという。
季節柄、銀杏(ぎんなん)大量落下。
お掃除されてる女性に聞くと、1日3回10日程片付が続くという、ご苦労様です。
酒の肴にもいいが、「歳の数以上食べてはいけない」という言い伝え、年寄りでも20個位が安全のようだ。
毒のメカニズムは以下の通り。
銀杏の持つ有毒成分「4-O-メトキシピリドキシン」、この化合物はビタミンB6で知られるピリドキシンという化合物に非常によく似ており、ビタミンB6は脳内にあって神経を沈静化してくれる物質であるγ-アミノ酪酸(通称GABAともいわれ、サプリメントでお馴染み)を作るのに使われる大切な物質だ。
ところが構造が良く似ている4-O-メトキシピリドキシンはビタミンB6と間違えて体内に取り込まれてしまう。しかしビタミンB6のようにGABA作りに使われる機能はないので、結果的にビタミンB6がGABAを作るのを邪魔することになるのである。
すると神経を沈静化することができなくなり、興奮状態が続き、けいれんや嘔吐、意識混濁を引き起こすことになるというわけだ。