福や寿はそう簡単には手に入らない、仰烏帽子山(のけえぼし1302m)ツアー。
雨ぬかるみアップダウン積雪凍結スリップ転倒となかなかシビアな状況の中、肝心の福寿草は踏み荒らしで激減と、立入禁止区域の看板もあった。
それでも可憐な花との出会に、災いと厄多き見と心が洗われた(気がした)。
寒に入っての更に深沈たる空気漂う中、一歩外に出て宙(そら)を仰いでみる。
地方小都市でも幾らか無粋な人工光があるので、地平線が見渡せた道東や阿蘇外輪山からの満天の星は望むべくもないが、それでも今なら例えば東から南東の空に、霞目ながら赤い色を放つベテルギウスを確認できる。
それと対照的な青白いリゲル、そしてベラトリクス、サイフとくれば有名なオリオン座、今回はその中心の三ツ星の名、アルニタク、アルニラム、ミンタカも確認した。
ギリシャ神話の壮大なロマンに一時浸るのも良し、有限のチッポケ過ぎる自分が、無限の宇宙と繋がっているのだと勝手に体感するのも又良し。
画像は「星座神話」(http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/9444/ori.htm) より。