星型の可愛い縷紅草(るこうそう)はそろそろ終わりだろう😑
朝の雨
朝(あした)の雨にキバナコスモスが揺れていた。
昔コスモスは、ピンクや白だった。
このまま吹き返しもなく、台風一過となればいいが。
「朝(あした)の雨 ~ Early Morning Rain」は Peter Paul & Mary が有名だが、原曲はカナダのシンガーソングライターである Gordon Lightfoot により作詞作曲された曲、高石ともやとザ・ナターシャー・セブンの日本語訳詞も好き。
朝の雨が降る 古い飛行場
着古したジャンパー 砂混じりポケット
小銭にぎりしめ 行くあてもない
朝の雨の中 濡れてたたずむ
離陸準備の光る707
酒に酔いしれりゃ 女達は消えて
草原に立てば 翼は消えて行く
一人たたずみ 見送るばかり
爆音が響く 胸がふるえる
雲の上行けば 太陽輝いて
西を目指せば 2時間ほどだろう
足もと見つめて 故郷想う
想いは沈む 古い飛行場
夜明けまで飲んだ 酒のにおい
季節が変われば ツキも変わるだろう
帰りたい気分 朝の雨が降る
朝の雨が降る
作詞・作曲:Gordon Lightfoot
日本語歌詞:高石ともや
歌:高石ともやとザ・ナターシャー・セブン他
【聴き比べ #1】朝の雨 PPM vs ナターシャーセブン
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メンテ
とあるフレンチレストランの軒先、今年もミントがぎっしり繁茂していて、愛らしい白色の花を咲かせている。
お日さま大好きで爽やかでフレッシュな香り、一枝だけ見れば、可憐ながら命みなぎる少女のようだ。
ギリシャ神話に出てくるニンフのメンテは、その美しさで冥王ハーデスの心を奪い、そのことを知った妻ペルセポネがメンテを呪いで草に変えてしまった。
ミントがよい香りを放つのは、メンテが人々に自分の居所を知らせるためだとか。
農業をやってた時、一見優雅に見えるハーブの類も、趣味と実益をかねて栽培していた。
実際のミントは、ミントテロとも呼ばれていて、地植えをすればその旺盛な繁殖力で他の植物を駆逐する。
強烈な芳香は虫よけにもなると言うが、一歩間違えば害虫の天国にもなった。
おまけに、収穫を繰り返していくと本来の香りは次第に消えて、成長と共に雑味成分が増えていく。
根や茎の旺盛な生命力に加えて、とどめはこの可憐な花が作る種だ。
香りに魅せられ翻弄され、やがてその雑草のような生命力にひれ伏す…。
まるで現世の男女世界の写し絵のようだと思い嘆くのは、私だけだろうか。
今日から9月、「長月」(ながつき)だ。