百穀春雨

全ての穀物を潤すこの春の雨を「百穀春雨」というらしい。
 
菊「月様、雨が…」
月形「春雨じゃ、濡れて参ろう」
 
ほろ酔いで馴染みの芸子と料亭から外へ出る、しっぽりと濡れて味わう粋な雨…。
戦前の新国劇の話で、同時代を生きていたわけではないのだが、何故かうろ覚えで、月形半平太という名前とこのセリフは記憶にある。
 
打って変わって現実は、独り家呑みの黄金週間、それもこれもあいつのせい、無粋の極みだ。
 

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