コスモス断章

コスモスの語源はギリシャ語の「Kosmos」で意味は「秩序」、反対語はカオス(khaos=混沌)。
群生は天を目指し、規則正しく並んだ花びらや星のように散った花の群れは、どこか美しい宇宙を彷彿とさせる。
花言葉は調和・謙虚・乙女の真心…。
化粧を表すコスメティクス(kosmetikos=飾ることに熟練した)もこの言葉が語源で、化粧とはコスモスの反対の意味であるカオス=みだれた状態を、コスモスの状態にするものと定義される。
宇宙論コスモロジーと呼び、ルネサンス期には宇宙全体をマクロコスモス、人間の魂や心をミクロコスモスと呼んだ。
宇宙は「コスモス」以外にも、「スペース」や「ユニバース」ともいうが、「スペース」は空間としての宇宙或いは大気圏外の宇宙空間、「ユニバース」は観測できる全てを含めた宇宙或いは存在する全て=森羅万象を表し、「コスモス」は、どちらかといえば思想的哲学的なニュアンスが含まれている。

秋風索莫、立つ風にパステルカラーが心地よい、けど淋しい。

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