天の川

線状降水帯、大雨洪水警報、筑後川氾濫警戒と、物騒な明け方。

ここは、幼い頃に聞いた「織姫と彦星の七夕伝説」を思い返してみよう。

「織女(しょくじょ)」は「天帝」という神の娘。
神々の着物を織るのが仕事で、恋人も作らず働く姿を見た天帝は、天の川の対岸に暮らす真面目な牛飼い「牽牛(けんぎゅう)」を引き合わせました。
やがて2人は結婚します。
その後2人は働かず、遊び呆けるばかり。
おかげで神々の着物はボロボロになり、牛は病気になってしまいます。
怒った天帝は、2人を天の川の対岸に引き離してしまい、まじめに働くことを条件に、年に一度だけ二人が会うことを許しましたというお話。

男と女のそして人の営みは、天の川銀河に比べるまでもなく、刹那的で無力で余りにもちっぽけだ。
それでも今年もそれぞれに、短冊にささやかな願いを託す。

今日から7月、文月(ふみつき)だ。
(画像はpexels)