敬老の日

敬老の日が近いだからだろう、昨日一人娘がプレゼントを抱えて母(彼女から見て祖母)を訪ねてきてくれた。
自分が言うのも何だが、心根の優しい娘である。
育てたのは勿論私ではなくカミさんである。
私はと言えば、ずっと仕事ばかりしていた。
仕事は家族のため、とおおっぴらに言うわけでもなかったが、多分自分のためにしてきた。

ネットでたまたま二つの画像を見つけた。
一枚は子どもにだけ傘をかざす、ずぶ濡れのビジネスマン。
もう一枚はちょっと解説がいるが、長年3Kの工場に勤めて毎日ヘトヘトになって帰ってきた父親が、家族の車が故障していると聞いて食事も入浴もせず修理を始めたという画像。
(ひょっとしたらやらせや創作話の可能性もないではないが…)

敬老の日間近の朝、翻って自分は家族に対してどうなのだろう、どうだったんだろうと、ふと思った次第である。

孫に対して、子どもに対して、パートナーに対して、そして母に対して。


本来自分が優しくないっていうか冷たい人間なのは自覚はしていると、ずっと開き直ってばかりできたのだが、はてさてこのままでよいのだろうかと…。