2021-01-01から1年間の記事一覧

ヤマボウシ

ファーマータナカのお気楽よそんちの花シリーズ「ヤマボウシ」(再録)。 山歩会の連中は、ワクチン接種も進み(進まぬ方も)、昨日初夏の雲仙九千部岳のヤマボウシを堪能してきたようだ。こちらは、仕事柄もあって、ここ数ヶ月自粛している。素直にこれだけ…

風待月

かたつむりが、殻に閉じ籠ってじっとしている。耐えているのか、待っているのか。 六月の異名に風待月(かぜまちづき)というのがある。本来は、酷暑に耐えて涼しい風を待つ月という意だろうが、ワクチン大量接種で、ここは風向きが変わる待望の月と解したい…

カシワバアジサイ

街角ウォッチング「カシワバアジサイ」。 いきなりの梅雨入り宣言に、そりゃあないだろうという気持ちがないでもない。人間どもがパンデミックに大騒ぎしているのを横目に、四季折々の花達は、静かにバトンを繋いでいく。 今街角は、紫陽花の蒼い紫があふれ…

ファーマータナカの歳時記的心。 第二十二候「蚕起食桑(かいこおきて くわをはむ)」。 中国伍千年の歴史、絹の道を遥か超えて、蚕はやって来た。その蚕が卵から孵化して、桑の葉を盛んに食べ始める頃の意。 ググってみると、蚕は野性には存在せず、自力で…

サルビアの花

ファーマータナカのお気楽よそんちの花シリーズ。 「サルビア・ガラニチカ ブラック・アンド・ブルー(Salvia guaranitica‘Black and Blue’)」。 梅雨入りの朝、何でこんなにも青紫が鮮やかなのか、おまけに萼片と花序茎がほぼ真っ黒ときている。日本では、…

sakura雫

唯一の楽しみであろう週一の外食、このところ我慢を強いてきた。 良いのか悪いのか結果的に、「sakura雫」の、贅沢な空間を二人占め。 ハンドルキーパーを横目に、麦酒の御代わりをされた。大海老フライ大好きなので、泣く泣く半分差しあげた。 もし辺りに夜…

葱坊主

憎っくき 葱坊主 腐阿魔多難禍 宇宙の神秘さえ感じたり、可愛いと愛でるのは、他人(ひと)事だからだ。農業者でなくとも、家庭菜園を営んだ人なら解るだろう。 世間では董(とう)立ちというが、専門用語では、抽台(ちゅうだい)という。野菜だって植物な…

薔薇づくし

薔薇が溢れ返っていたので、この際掻き集めてみた。 La Vie en rose(バラ色の人生)Days of Wine and Roses(酒とバラの日々)Four RosesGuns N' Roses君は薔薇より美しい恋は赤いバラ/ 殿様キングス or 加山雄三バラ色の雲 / Village Singersきれいなバラ…

竹の花

「筍」断章。 寂れたアーケード街の空き店舗跡に、もうずいぶん前から農産物直売所みたいな店があって、そこだけはそれなりに賑わっている。「今年はまだ筍って出てないの?」それとなく言っておいたら、タッパーいっぱいの煮物が出来ていた。 こてこての母…

植物判定アプリ

ファーマータナカの今日の APP「植物判定アプリ」考。 「薔薇だから棘があるのか?」「棘があるから薔薇なのか?」と考えるだけでも夜も眠れなくなる性格なのに、「棘のない薔薇!?」ときた日にゃあ、昼寝もできない。 「モッコウバラ」は、棘のない八重咲…

花筏

春色の風は 冷たい 花筏漕いでひとり 何処へ行こうか

イースター

ファーマータナカの昨日は何の日「Easter」。 特異な国民性の日本、クリスマス、バレンタインデー、ハロウィンがすっかり商業化して久しいが、イースターはまだまだか。 罰当たりファーマータナカは、中学がミッションスクール(似合う)だった事もあり、年…

四月馬鹿

四月馬鹿、万愚節、愚人節。 But the fool on the hill sees the sun going downAnd the eyes in his head see the world spinning around でも丘の上の愚か者は、沈む夕陽を見ているそして知性の眼で、ぐるぐる回る世界を見ている(~ Fool On The Hill, The…

ライトアップ

世の常ではあるが、この春雨で、満開の桜は、今年も又無残にそして確実に散りゆくだろう。 桜が桜色なのは当たり前だけど、敢えて様々なカラーにライトアップすることに、人間の意思と、人間への熱いエールを感じる。 文化街さくら会というところが、「文化…

秋月

桜の長いトンネルを抜けると石段があった。城跡の天中は霞んでいた。黒門に足が止まった。向側の杉木立から娘が降りて来て、多難禍の前を通り過ぎた。春の爽やかさが溢れていた。娘は軀いっぱいに若さを振りまいて、遠くへ呼ぶように…。(「雪国」のためノー…

花見酒

春分の一大イベントと言えば、そりゃあもう花見酒に決まっておる。 いつもなら、何時誰と何処で何を摘みに何を如何程飲むか、考えるだけでも心ウキウキだ。満開の桜がやけに侘しい。花冷えという言葉があるが、翻ってこのご時世、心冷え冷えだ、チェッ!。 …

春がいっぱい

春いっぱい、花いっぱい。 春と言えばこの曲、Shadows の「春がいっぱい」、Spring is nealy here…。 劣等高校生時代、今は亡きT君というギターの師匠がいて、テケテケテーのエレキギター全盛時代に、マイナーなれど繊細で上品なこの曲を、時折奏でる事があ…

巣立ち

月並みだが、春は旅立ち、巣立ちの季節である。子供達が卒業進学進級するのと同様に、一時期苦楽を共有した学生バイト達の何人かも、新たな舞台に立とうとしている。 巣立っていくあなた達へ コロナ下の自粛の中で迎える2回目の春、お酒大好き人間としては、…

国際女性デー

3月8日は「国際女性デー(International Women’s Day)」だった。 女性を称えるのが1年で1日だけかよとツッコミも入るが、ハクモクレンのような貴女様方の、「気高さ」「高潔な心」「崇高」「慈悲」「自然への愛」には、私め敬服致しており、日々熱烈歓迎の…

今日から3月、弥生(やよい)。 草木がいやが上にも生い繁る月。今年もまだ花見は無理だろうか…。(画像は西鉄花畑駅付近の河津桜)

雨水と涙

ファーマータナカの今日の名言。I always like walking in the rain, so no one can see me crying.(いつでも雨の中を歩くのが好きなんだ。そうすれば、誰にも僕の涙を見られなくて済む。) ~ by Sir Charles Spencer Chaplin 「雨水(うすい)」の頃の朝…

梅の花

梅の花が盛りだ。 「万葉集」では、梅の歌は植物としては萩に次いで多く、桜を凌ぐという。それなのに桜のような華やかさを感じないのは、何故だろう。桜は既に到来し満たされている感じに対して、梅は風待ち草とか春告げ草の異名があって、きっと未だ来たら…

梅は咲いたか

ファーマータナカの My Favorite Songs。 「梅は咲いたか 桜はまだかいな」梅見て、ふとこのフレーズが頭を過ぎった。 言葉の歯切れの良さとメタファー、江戸端唄或いは小唄と呼ばれるもので、まさしく乙なものって感じ。独特の音色、伴奏というより独立した…

ヘーゼルナッツチョコ

バレンタインデーが近い。 疾風の如きチャリ通勤のため、吾輩に密かに想いを寄せている彼女等(複数形)からの手渡しには困難がある。おまけにこのコロナ騒動で、頼みの綱のお店のお姉さんからの数少ない営業チョコは、絶望的だ。カミさんからは、疾うの昔に…

この時期になると、「恵方巻」の予約だとか何だとか騒々しく、その風習は江戸時代あたりからの大阪発祥のようだが、その名自体は、高々30年くらいだそうだ。恵方巻の登場で節分、豆まき、鬼は外、が霞んだ感がある。 鬼と言えば、今は専ら「鬼滅」だが、crea…

お神酒

会社の神棚にお供えしてあったお神酒が、出社すると私のデスクに無造作においてあった。 一般論としては、お神酒には神霊が宿り、松の内が明けると「お下がり」として振舞われることで、御利益があるとされている。個別論としては、「どうせコイツは、酒と名…

手水舎

お正月の手水舎には、花がいっぱい浮かべてあったり、生花が施されていたりする。手水舎の存在自体がそれはそれで風情だが、新年の控えめなもてなしが、うれしい。 今年の初春月は、波乱の幕開け。はてさて如何なる展開が待ち受けているのだろうか。

縁起

「二拝二拍手一拝」 寿鶴亀福徳長翼若…境内にあった樽酒に縁起の良い文字が並んでいた。新しい世界がそう在りますように。 ついでながら、spirit(s)は、物資的意味合いでは、酒=アルコール類だが、精神的意味合いでは、魂=霊魂だ。酒には魂が宿っている。…

街角ウォッチング。 久留米市内の神社は総じて静かです。日本人は従順です。 水天宮が一番参拝客が多い。篠山神社森閑たり。稲荷神社(JR久留米駅前)も静閑。

丑年2021

ファーマータナカの今年のあけおめ。 重い荷物は、少しずつ下ろそう。 そうでなくても、丑(ウシ)は十ニ支の中で、最も動きが緩慢で歩みが遅い。「牛も千里、馬も千里」ともいい、どのみち行き着く処はおんなじだ。行動も思考も、もうノロノロでいいのだ。 …